毎日
もし私たちが、精神は今の世界より高位の実体に依存し、心はいつもこの世
界で生きる理由は何かを思い出して、均衡を保っていた場合、この世間より
幸福を得ようとすることに問題はあるだろうか。9.13.2.1741 5 2021… この世に人間として生まれることは快楽を増やし、財産を蓄積するためと
考える人々は、現在過ぎ去ろうとしている人生の儚さや所有物の不安定さか
ら何も学ぶことはなかった…13.20.1.325, 巻2 5 2021何故イエスは、砂漠や森林の奥で救世主を求めることを弟子たちに禁じたの
であろうか。彼はいつも自身の内部を見よ、世間の外ではなく、自身に住め
と語ったのと同様の理由であった。2.1.5.613 5 2021「内なる神」が人の中で十分に生きているとき、一つの行動が正しいかどう
かを判断する必要はない。正しい行動が自発的に現われ、その他の行動はあ
り得ないのである…5.6.1.108, 巻4 5 2021彼自身が何なのかを発見すること自体は、大きな意味を持つ。人生における
自身の目的、野心、欲望や姿勢を異なる光に照らされて見る…14.22.7.148, 巻5 5 2021人間の機能の全体の中で、広大な宇宙それ自体の役割や機能を小さいながら
も、その原型を反映していない細胞は一つも存在しない。16.26.4.1926 5 2021私たちはプラトンが、師匠の生きている間に生まれたことを、高貴な家柄に
生まれたことによって彼に与えられた全ての幸運よりも価値があったと認識
していたことを知っている。しかし、ソクラテス自身は、自身には一定の弟
子がいるわけではなく、誰でもが彼の教えを聞くことが出来ると宣言してい
た。16.25.5.1707 5 2021修行者の人生を形作っているこれらの全ての思考と記憶は、彼が自身を否定
するのであれば、全て捨て去らなければならない。6.8.4.4088 5 2021意図的に目立たないようにして反感を避けるのか、それとも公然と使命を引
き受けて特定の種類の活動に貢献するのか、個人的運命や精神的な献身が彼
の将来の進路を決定する。13.20.4.2719 5 2021これらの教義を受けることにより引き起こされたあなたの答えは、あなたの
未来を決定する。2.1.1.15610 5 2021この真理の発見と「内なる神」への覚醒とその確立は、理論的には全ての人
に対していつでも可能ではあったが、現実的にはその可能性は低かった。何
故なら修行者は、人類の総合的体験を通じて 動物的特性より、最高位の存在
との一体感を体験するため、全ての感官を発展させなければならないからで
ある…16.26.4.258, 巻11 5 2021刻々と変わる現実にも関わらず、現在は私たちとともにある。どうしてだろ
うか。何故なら、これらの変化を除いた場合は、私たちの内なる真実の存在
は、私たちといつも一緒だからである。13.19.4.13712 5 2021幸運な運命を持つ人を羨んではいけない。 善行により良きカルマが与えら
れたが、この善根が無くなったとき、彼らも内部の霊的所有物以外は、多く
の物を除去されてしまう。6.9.3.33713 5 2021自身の内部に高貴なる魂の存在を常時感ずる修行者は、そのため自身を制御
することを容易に行うことが出来る。14.22.3.13814 5 2021人間の自我は光輝く主体、即ち「内なる神」に伴う影の自我である。影の自
我は人の性格における暗い部分の全てに関わっている。6.8.3.1515 5 2021私たちは私たちの周囲で愚かな考えである旧式の秩序や自己中心の理想が存
在の最終段階にあることを見ている。その文化的可能性は衰退の寸前であ
る。9.13.4.41716 5 2021「内なる神」が修行者を占拠する方法は必ずしも同じではなく、時やその機
会、または人や場所によって変化する。時には初めは気付かれることもなく
優美で、静寂であり、また時には怒涛のような力で、強制され、抵抗が出来
ないこともある。14.22.6.217 5 2021修行は、修行者にとっての人生に何かを加える というように見てはならな
い。むしろ、それは修行者の人生それ自体なのである。2.1.1.7118 5 2021どのような状況も環境も、また全ての新しい経験や人的接触も、真実の師匠
とも考えるべき見えない「絶対精神」から送られてくる指示である。16.25.5.18519 5 2021私たちの不幸からの脱却は、自我への束縛から私たちが離れることにのみか
かっている。6.8.4.120 5 2021神はいつも私たちと共にいるが、私たちはいつも神から離れようとしている
…14.22.3.28, 巻21 5 2021どうして彼らは真理を求めているのであろうか。何故なら彼らは、彼ら自身
の中に存在し、そこに真理が存在する「内なる神」という高位の自我の存在
に、ついに気付きそれに応えようと十分に敏感になったからである。その存
在という事実は 無意識のうちに彼らを内部より強制し、「内なる神」を認識
し、感じさせ、それに協力しなければならないという意識に立たされたので
ある。2.1.2.25822 5 2021孔子の特定の美徳を養えという教えは「長期修行」であり、一方の老子の心
を空にせよとの訓戒は「短期修行」に入ることを意味している。15.23.5.3623 5 2021私たちは未来を願望によって招待している。私たちの思考、感情、そして行
為によってその結果を得る。自然に偏りはなく、私たちに公平に報いを与え
る。ここまで6.9.3.21424 5 2021…修行者がこの世間での全ての活動の最終目的を忘れることなく、身体的生
活と心の存在により、真の自己である「内なる神」を求め、発見していくの
であれば、内的な失敗や多くの人生の浅薄さは避けることが出来るであろ
う。9.13.2.182, 巻25 5 2021人が完全に熟睡し、何らの思考も起きず、夢も見ないとき、彼は自身の中心
に引きこもっている(正確には引きこもらされている)。それ以上の内部には
もう行けない。彼はたった一人で「内なる神」と一緒なのであるが、 それと
調和することが出来ないので、意識の原理が働かないのである。13.19.3.14426 5 2021現世でなのか、死後の煉獄でなのか、はたまた未来にこの世で生まれて来た
ときかは別として、冷酷無情の者は、最終的には自らを罰するものである。5.6.5.32327 5 2021自我は影以上のものではない… それは存在している — つまり「外側に置か
れる」という言葉は形而上的にも事実である。何故なら、その意識に没入し
てしまう人は、自身を「内なる神」の意識の外側に置いているからである。6.8.2.29, 巻28 5 2021自我を通して、直接、「内なる神」を見ることが出来るあの素晴らしい時
は、修行者の努力にかかっている。2.1.5.15729 5 2021物事に執着せず、自我を抑圧し、叡智を発揮するのは、日常の平凡な日々を
送るこの世界なのである。9.13.2.18830 5 2021光が少しずつではあるが、修行者の心に入り始めている…
14.22.8.91, 巻31 5 2021
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