毎日
静謐に入ることが祈る最高の方法である。
12.18.2.601 5 2015事物そのものではなく、私たちが事物を見たり感じたりする意識こそ私たちが本当に経験
するものであるということ、それは単に個人的な推測ではなく、よく知られた科学的事実
であり、感覚についての受け入れられた生理学上の事実でもあり、解剖的研究の知見でも
ある。結局のところ、私たちの全ての事実は精神的な実体であり、私たちの全ての環境は、
私たち自身の考えでしかないことになってしまう。13.21.2.1002 5 2015心の主要な識別力は、対象物が外の世界の物であれ、心の中のアイディアであれ知ること
である。これがさらに知ること自体に深く入り込んだとき、見る物と見られる物が1つに
なり、思考をつくる活動が休止し、「私」というミステリーが解決される。人はそこで本
当の自分、自身の魂を発見するのである。14.22.5.163 5 2015... 私たちは主にお互いに助け合うために、生まれて来たのではない。私たちは「内なる
神」を悟るために生まれて来たのである...3.2.8.75, 巻4 5 2015「世界意識」は全てのレベルで働いている。それは野蛮な人間にすら脳力を使用させ、弓
矢、投石具や原始的ワナによって仲間でもあった動物を打ち負かした。さらに高いレベル
では、同じ仲間の人間たちに同様の力を使わせ、経済的、社会的に優位に立たせた。さら
に高いレベルでは自身を制御し、他を傷つけないことで苦しみや自らつくる不幸を少なく
してきた。そしてさらに高いレベルでは霊的資質を発見し、それを育てていくのである。16.26.4.2185 5 2015誰も自身の意志に反して地球上に生まれさせられた人はいない。私たち全てはそう望むか
らここに生を受けたのである。6.9.2.146 5 2015... 究極の「心」について瞑想するために起ち上がるときが来る。それは全ての現象の源
であり、全ての存在についての説明でもある。それが唯一の真実であり、過去も現在も未
来も不変にして同じ物なのだ。「心」こそ、表現を超えたものであり、不滅のものである。
私たちはそれ自体、そのままでは見ることが出来ず、それが表出された形でしか見ること
が出来ない。16.28.1.3, 巻7 5 2015それが単なる一瞬の閃光ではなく、連続する光としての存在を希望するならば、先ず、否
定的な癖、思考、感情を自己の人格より完全に消滅すること、次に自己の行動より欠点を
是正すること、三番目に自己の考え方にバランス感覚を持たせることである。15.23.7.3288 5 2015私たちは空間に具現された肉体や時間の中で機能する心を与えられている、そこで人生と
世間における意義を解き、その二つの奥にある「無限の存在」への意識を発展させ、真実
の私たちを知ることができる。13.19.4.139 5 2015エジプトの秘儀では性的誘惑に耐えられる能力があるかが試される。これに負けてしまう
と、教師は、「感覚からの欲望に君は負けてしまった。感情に従って生きる者は無明の闇
から抜け出ることは出来ない」と言って、候補者を不合格とする。成功した者は、寺院に
入ることを許可され、人と宇宙の秘儀について数年に渡って教えを受けることが出来るの
である。3.2.3.9110 5 2015... 「聖なるもの」はそこにあるのだ、君自身の中に。そうだと信じ、それに一切を任せ
よ。15.23.6.138, 巻11 5 2015私たちの内部にいるエゴは何よりも誰よりも私たちに害を与えている、しかしいかに少数
の人がエゴから守って貰うことを「神」に願うだろうか、何と大勢の人が単なる外部から
の悪からは守って貰うことを願っているのだろうか。12.18.2.12212 5 2015哲学者は自身の人間としての主要な資質を涵養していく、即ち論理的な思考で知性を、学
習によって知識を、献身によって敬虔さを、瞑想によって神秘的直感を、そして自分より
進化している人との出会いにより叡智を。13.20.3.10713 5 2015彼が精神的、倫理的、または哲学的な意味で獲得した成果は人類に対する無私の奉仕にお
いて具体的な形を取らなければならない、そうでなければ悟りを開いた人とは言えない。16.25.3.13314 5 2015出来事が起きた、あるいはある経験が生じたということは、人にとって何らかの意味があ
るはずである。自身がそれを招かなければ、またはそれがその人にとって必要でない限り、
それは起きなかったはずである。もし、この視点からそれに立ち向かい、無私の気持ちで
対処しなければ、貴重な教訓を見逃してしまう。9.13.1.4515 5 2015次のことに思い至るまでは誰でも過去の犠牲者である、人は自己の最高のレベルでは時間
にとらわれずに聖なる存在であり、その存在より過去を超克し、自由になると。13.19.4.21416 5 2015それが印象深い儀式があり、聖職者による秩序のある宗教であろうと、媒介者のいない簡
素なものであろうと、それぞれの信徒が「内なる神」に肉薄できるという範囲でのみ有益
であると言える。12.17.1.15617 5 2015全てのものから独立している人はいるだろうか。自己が欲する全ての自由を持っている人
はいるだろうか。周囲や社会からの圧力、出来事あるいは遺伝に影響されずに自由に選択
できる人はいるだろうか。答えは勿論誰もいない。しかしながら、自身の思考を制御する
ことを学ぶ範囲で彼は自身の主人になり、自身の運命を制御し始めるのである。6.9.4.8818 5 2015短期修行の道をある程度習熟してくると、誰でも体験するように予期することを体験する
だけでなく、予期しないことを体験するようになる。15.23.1.12419 5 2015人生における全ての新しい環境や出来事は「無限の叡智」からの何らかのメッセージを含
んでいるものであり、あるいは彼に対する教訓であり、または彼を強くするための試練で
もある。従ってこの内的意義を見出し、自己の考え方や行動をそれに照らして再検討する
ことは彼の仕事である。9.13.1.12120 5 2015瞑想している精神的対象が自然と消え、心が突然完全に落ち着き、空になり、平静になっ
たとき、魂がそれ自体を表現する瞬間である。そのような啓示に必要な心理的な条件は整
ったと言える。4.4.5.2521 5 2015... 彼が自己の資質についてこれ以上信用するのを止め、個人的な希望にすがることに決
別したとき、そのときこそ、エゴを本当に解き放つ。これによって恩寵を受ける可能性が
高まる。12.18.4.15, 巻22 5 2015それに仕えたいという絶えざる想いと個人的努力に対して、「高位の力」がその立場に人
を導いたとき、それを遂行するのに必要な力と智慧も与えられる。13.20.4.26123 5 2015人が「長期修行」の道を旅している時、エゴはいつも隣の鞍に座っている。
6.8.4.33524 5 2015「無限の心」は無限の変化の中で自身から太陽や星、惑星、物質、植物そして動物を創造
する。その過程は無限ではあるが、必要に応じて分裂し、破壊され、休止や休息がある。
宇宙ですら老齢化し、死が訪れる。形となって創造された物はすべて、運動、変化、成長、
老朽化、死、再現、再来という永遠の法則に従っている。16.26.3.9825 5 2015未だに不安があり、進歩していない修行者にとっては、世俗の生活に関連する全ては霊的
向上を妨げるものとなる。哲学的に啓発された修行者にとっては、それは成長への階梯と
なる。世俗的環境について正しく思考することにより、それを浄化し、世俗的行為を霊的
秘跡に転化してしまう、何故なら彼はそれを聖なる視点より見るからであり、最悪の罪人
ですら巡礼者の同胞と見るからである。13.20.4.9326 5 2015「私の牢獄での最後の8ヶ月は人生で最も幸せな期間であった。そのときに私は新しい世
界を悟り――私の魂を――全ての存在である神との交信が出来た。孤独になることによっ
て本当の自身を見つめることがなかったならばこのような体験を得ることは出来なかった
であろう...- アンワール・エル・サダト,エジプト元大統領3.3.5.117, 巻27 5 2015イエスが自身を「道」であると宣言したとき、有限なイエス個人ではなく、全ての人に存
在する無限のキリストそのものに言及していた。誰でも「父なる神」を求める者は、この
高位の自身を経由する以外にそこに到達する道はない。これが唯一の「道」なのである。12.17.5.6728 5 2015彼の仕事は自身の内部で心のより深く聖なる部分を発見することである。
3.2.4.3529 5 2015聖者は目覚めた状態より睡眠状態に入っていくが、目覚めた状態を完全に無くすことはな
い。無私の存在としての喜びと平和感はそのまま続く。この状態で一晩中休息する。13.19.3.12930 5 2015相手の弱点や欠点を知るということはその人に対する愛が少なくなるということではない。
愛すべき人の本質を考え、あるがままを見、また一歩深く本当の存在――ある形として証
明される聖なる存在を見ることによって、表面的な性格の許し方を学ぶことは愛を伝える
大切な部分でもある。5.6.2.112, 巻31 5 2015
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