毎日
人が自己の誤れるアイデンティティによって不幸になるというのは本当なのだろうか。
6.8.1.3, 巻1 5 2013あなたが最後の試練に勝ち、また最後の誘惑にも打ち勝ち、自己のエゴを犠牲にすることがで
きたとき、恩寵は身近なものとなる。「内なる神」からの「恩寵」は明白であり、現実のもの
となり、自分の身を大きく包んでくれる。12.18.5.1542 5 2013私たちの考えや人生に「無私」の観念が多くなればなるほど、「私の」という意識が少なくな
る。それはエゴを超えたものが現れる道をつくり、またその空間をつくることになる。6.8.4.1913 5 2013自分が人生の観察者になるということは人生から超越してしまう作業をすることになる。そし
てその観察は心の動きや思考の変化も含んでいなければならない…15.23.6.82, 巻4 5 2013「内なる神」を覚醒することは恩寵によらない限り不可能である。しかしながらその体験とそ
れを目指す準備には関連がある…12.18.5.159, 巻5 5 2013「内なる神」との邂逅は夢のような幻想や楽しげな空想とは異なる。それは見えない心の中心
から現実の自己の世界にとめどもなくほとばしり、流れ続ける平和や力、また善意の奔流と深
く関わることである。14.22.3.2066 5 2013ある考えが頭をもたげる度にそれを直ちに評価し、そうしたら脇へ捨てよ。何かの感情が起き
たらそれについてもよく考えて、そのあと、それを捨てることだ。これは自己探求の道である。これを続けていくことにより、自己の意志を心の深奥を発見することに向けていくこと
になる…4.4.4.50, 巻7 5 2013悟りを得たこれらの人たちの明白なメッセージを私たちは拒もうとするのだろうか、あなたは
もともと「聖なるもの」だという「短期修行」のメッセージを。聖なるものについては、これv
らの人たちよりも私たちは深く知っているとでも言うのだろうか。なぜ私たちはこの人たちの
メッセージを単なる理屈ではなく、発見された事実と受け入れることができないのであろうか。15.23.1.58 5 2013人は通常「内なる神」との関係性を意識することはないが、一生のうち一度は人を訪れ、無知
を喚起してくれる閃光とも言えるものがある。自己の無限の可能性を垣間見ることができるの
だ。しかしながら、見ることの確かさと深さはあなたの感受性によって異なってくる。些少な
ものか、相当なものかの違いとなる。14.22.4.469 5 2013この知識を得るためには先ず僧になり、あるいは聖人のような生活をしなければならないとい
う考え方は間違っている。人は内なる自己を発見しなければならない。その発見自体が私たち
の命を浄化し、感情を鎮め、利己性を弱めてくれるのである。そして「内なる神」との不思議
な邂逅により、積年の愚かさは取り除かれ、私たちの奥深く染みついていた悪徳も力を弱め、
消えてしまう。14.22.5.410 5 2013人の真の生命は人の汚れによって汚れることはない。太陽の光線がどんなに汚いところに当ろ
うと汚れないのと同じである。14.22.3.35111 5 2013人が信仰を十分深めたとき、宇宙意識よりその信仰に対しての回答が与えられ、またやがては
その人の疑問に対する答えも与えられる。これらの回答を得るためには人は、直感による感情
や最も繊細な性質のメッセージに対して常に鋭敏であること、また心奥の働きかけを信頼する
ことを学ばなければならない。そして注視する中心には神がいなければならない。14.22.1.13812 5 2013私たちは神の意識を完全な形で知ることはできない。しかし神とリンクされているものについ
ては知ることができる。魂と呼ぶか、あるいは「内なる神」と呼ぶかそれはどちらでも良い。
だが、そのリンクを垣間見ることはあなたが生まれ変わることになる。14.22.4.8613 5 2013…この修行道は一本道ではなく、脇道が多い。知力や直感、そして実行力により踏破していか
なくてはならない…13.20.4.143, 巻14 5 2013人間の思考や経験はすべて二つの物事の対照、あるいはその違いの中で動く。そうでなければ
私たちは考えたり、経験したりすることができないのだ。人間の意識のすべては二極である。
思考と思考する対象であり、自己とそれが意識する物とである。だが、深いトランスのような
瞑想状態では、この二極は消え、純粋な意識のみが存在し、非二元性の真実のみが存在する。16.26.3.1115 5 2013太陽は物質界における神の顔である。
3.3.7.7416 5 2013外的活動が多いということは重荷である。取るに足らないことにせよ、重要なことにせよ、あ
るいは一時的なものにせよ、または持続的なものにせよ、それらは私たちが真実の内面を見る
ことを妨げている。ちょうど、必要のない多くの所有物によりとらわれているのと同じである。3.3.2.12117 5 2013…ある段階に来たとき、あなたは「任せ」、自分から逃げようとしている何かを必死で掴もう
とするよりも、あなたが「内なる神」に所有されることを学ばなければならない。この段階を
経過した修行者は誰もがその発見以降、どれだけ飛躍できたかを記憶している。3.2.9.67, 巻18 5 2013これがあなたの本当の姿なのだ。あなたは過去にあたかもそれがあなた以外の何か、あなたと
は違うもののように、それを求め、それに祈り、また会話もしてきた。それがあなた自身だっ
たことを知った今、あなたは今までのような行為をする必要はない。あなたが必要なことはいv
つもあなたの本当の姿を認識し、それを実感することである。14.22.6.26419 5 2013…世界は、自己の存在を聖なる生命の奥深くに深く根を下ろし、知性は鋭敏、行動は活発であ
り、そして心は広い男女の指導者を必要とするだろう。13.20.4.143, 巻20 5 2013外的世界より意識を離し、それ自身になろうとする、このような集中を成し遂げるには一点を
見つめ続けることが出来るまで止めないという強い決意が必要である。その他の思いは生まれ
た瞬間に拒否しなければならない。始めるとき、そしてその集中する中で「内なる神」に対し
ての渇仰と信仰心があれば、最終的にはストレスは去り、「静かさ」が現れてくる。4.4.3.18821 5 2013重大な局面や喜びに溢れているとき、あるいはリラックスしているとき、人は微かにそしてお
ぼろげながらにしかわからない何かに深い郷愁を感じるときがある。無知のため名も知らない。
しかし、その感じているものは人の真実の霊的源泉である。2.1.2.16322 5 2013あなたがこの世界で知り、体験することはすべて五感による。「内なる神」は五感の働きとは
異なる世界にいる。したがって同じような方法で知り、体験することは出来ないのだ…15.23.8.1, 巻23 5 2013霊的に生きようとしたとき、大抵の人は激しい衝撃や力ずくでの覚醒、またはエゴの存在によ
り長い間の眠りより急激な目覚めを必要とする。これは、古い習慣や傾向性、性癖を打ち破り、
新しい人をつくろうとするときには有効である…2.1.2.177, 巻24 5 2013やっと実現した覚醒には次のような効果がある、更なる覚醒についての欲求だけでなく、「内
なる神」との永遠に渡る邂逅への欲求である。14.22.7.7125 5 2013エゴの意識は「内なる神」の意識が大きく減少し、計り知れないほど弱まった意識の残響であ
る。それはいつも変化し、最終的には消えていく。しかし「他者」はいつも同じであり、不死
である。しかし、エゴはその「他者」より、生まれ、またそこに戻らなければならない、つま
りリンクはあるのだ。それよりもさらに驚くことには自ら、そして故意に戻ろうとする可能性
すらあるのだ。6.8.1.13526 5 2013人と聖なるものが結合するところがそれぞれの存在にはある。そこではその小さな意識は、頭
を低く垂れ、あるいは人の究極の源泉である宇宙意識と精妙に混ざり合う。その結合点を適切
に表現する言葉はないが、名づけることは可能である。哲学では「内なる神」と呼ぶ。14.22.3.31427 5 2013エゴが全体の一部であると発見したとき、自己のためにのみ生きようとはしなくなり、普遍的
善のためにも生きようと始める。6.8.1.17328 5 2013「内なる神」が導き始めたとき、エゴは自己の外的人生がどのようになるかを予見することが
出来ない。またそのコースを命令することも出来ない。14.22.2.6429 5 2013今世よりひとつ前の前世での人生はその性格に影響を与え、その出来事を形づくる。しかし、
このことはすべての性格と出来事を決定するということではない。現世における外的事実や内
なる反応からいくつものことが生まれてくる。6.9.2.9930 5 2013修行者は思考から離れていなければならない。つまり自分自身のことではなく、他の誰かを見
るように自己より離れていなければならない。もし、自分より完全に離れたとき、それは「内
なる神」の立場を自動的に採用していることになる。自己を対象とし、「内なる神」をオブザ
ーバーとしなければいけないのである。15.23.6.83, 巻31 5 2013
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