毎日
… 人間の現在での生存段階では、恒久的な霊的成長の方法は、物理的に実現
していく以外にない。様々の経験を要約すると、それは初めに学び、進化し、
後に自己に打ち克って霊的覚知を得るというものである…4.5.1.1, 巻1 1 2017「絶対的静寂」に入ることを訓練した彼は、他人に影響されない自身の思考
によってのみ考えることが出来る、その静寂で初めて全ての思考を超越する
ことが出来るのである。15.24.3.62 1 2017… イエスの特別な使命の一つは、慈悲(または愛ともともとの言葉は訳され
た)が、神の主要な属性であり、その結果として「恩寵」、許し、そして贖
いが、神が人々に関わるときの主要な特徴であることを知らしめることであっ
た…3.2.9.67, 巻3 1 2017… 何故なら瞑想は感情を鎮め、性格を統御し、真理を追究する形而上学は知
性を鋭敏にし、誤りより守り、その見解にバランスを取り、哲学的精神は動
機を清め、利他の精神を促進してくれるが、一方で哲学的悟りは、自分は永
遠に「内なる神」の国の住民だと言う事を悟らせてくれる…13.20.1.173, 巻4 1 2017… ある段階で彼が必要とする特別な支援は自然とやって来る。それは外的環
境の変化という形態を取ったり、自分よりさらに発達した人や印刷物または
書簡にめぐり会ったり、予期せぬ突然のインスピレーションや、あるいは洞
察する知的直感であったりする…3.2.9.67, 巻5 1 2017「長期修行」は準備段階で、「短期修行」がさらに高度な修行であることは
真実である。しかし、それぞれが他者のない場合、不完全であるというのも
真実である。最も良い方法は、修行者がそれぞれの道を出来るだけ多く実践
することである。15.23.5.1686 1 2017思考が最善の仕事をし、崇高な視点に到達したとき、そこで一度緊張を解き、
活動を止めるべきである。他の全ての準備が整えば、心は静けさに入り、「内
なる神」への投降を莞爾として受ける。4.4.4.67 1 2017「知力、記憶と意志の浄化」と言われている事は深い瞑想の状態で起きる。
思考能力は一時機能しなくなり、自我意識も一時消え、身体の筋肉動作を指
示する能力は麻痺した人のように停止する。これらの変化は瞑想を実践して
いる時だけ続くが、意識を低次の性質より高次のそれに成長させる原因とな
る…15.24.3.2, 巻8 1 2017エゴの外向性が「内なる神」との交信を妨げる。
3.3.2.1139 1 2017「静寂」の神秘的言語を理解し、その理解したことを作品により世界に齎し、
その「精神」の創造的価値を表現することは、あなたが人類に貢献できる1
つの方法である。13.20.4.26210 1 2017全てを解放しよう、全ての思考を休ませ、エゴを解き放とうではないか。そ
れが悟りを得、至福を招き、感得し、全ての苦悩を洗い去る最善の備えなの
である。14.22.5.11511 1 2017哲学書を読む方法は、初めて読む時に全てを理解することを期待せず、理解
できないことが多くても失望しないことである。この慎重な方法を採りなが
らも、(頭脳の論理的働きによる知的な受容性に囚われることなく)心に深
く響き、直感的反応を引き起こした文言や語句を良く吟味すべきである。そ
のような反応が起きたときは直ちに、またその都度、読んでいる書を閉じ、
それらの言葉に没入すべきである。そのままその言葉に影響されてみよう。
冷静にただひたすら受容的になってみよう。このような行動から内的存在へ
の扉が開かれ、今まで存在しなかった光が点されるかも知れないからである。
彼がその扉を超え、光の世界に入った時、哲学書の残りの部分は容易に理解
できるであろう。9.14.4.14912 1 2017「内なる神」に全てを完全に任せている人は、反対に「内なる神」が彼の崇
高なる可能性を最大限に引き出す役割を与えてくれるであろう。12.18.4.14413 1 2017肘掛け椅子にゆったりと腰掛け、哲学書を読んでいるような人工的とも言え
る平静さを身につけるのは容易である。しかし、何かの事件や危険の中で平
静を保てるかどうかが試練である。従って哲学者になろうとする者は、平常
心を持ち続け、欲望を鎮め、感情を統御することをいつでも心がけていなけ
ればならない。15.24.2.1614 1 2017毎日のエゴ的自己を捨てるように注意すれば「内なる神」への扉が開かれる。
これは1つの方法だが----困難な方法である。注意力を悟りに統御して貰い、
毎日のエゴの行動の焦点をぼんやりさせる。これはもう1つの方法であるが
----容易な方法である…15.23.7.209, 巻15 1 2017瞑想は集中した心が個人的な事や世間の事に向いている時には成就されない。
その主題について考えることは深い知識となり、その意味もさらに深く理解
することが出来るだろうが、それ以上には進まない。どんなに心が集中しよ
うとも、エゴから逃れることはないし、そのように求めてもいないだろう。
瞑想は集中した心が「内なる神」について、あるいはそれに辿り着く方法に
ついて考察する方法のため使用されたとき、成就するのである。4.4.4.10216 1 2017一定の深さに到達し、その集中力が不退転であるとき、エゴはもともとの住
まいに戻り、その聖なる源に溶け込み、それに融合する。その時こそ、神の
存在に可能な限り、近くなっているのである。15.23.7.20517 1 2017人々が刹那の出来事のみ愛し、それに没頭している限り、それに伴う苦しみ
に悩み続ける。このことは仏陀が今から2,500年も前に人類に教示したメッ
セージの根幹であり、それは今日でも真実である。6.9.3.10918 1 2017状況は次のように要約できるだろう:思考活動が外的な物に向けられ、それ
らを獲得したり保持したりしたいという欲望のため、人は霊的無知に拘束さ
れてしまう。しかしながら、その欲望が神または聖なる魂に向けられ、そこ
に到達したいと希望したとき、それは霊的直感に導いてくれる。5.7.1.12419 1 2017それは単なる知的な訓練ではない。宗教から得ることの出来る敬虔さ、尊敬
や崇拝がここでもまた必要なのである。私たちは「聖なる魂」にその出現を
願い続けなければならない。4.4.4.520 1 2017肉を食べないという食習慣がどこでも、いつでも規則となったとき、暴力と
犯罪は際立って減少することを私たちは期待出来るであろう。4.5.3.7221 1 2017知力は「内なる神」の光を遮ってしまう。
5.7.1.3422 1 2017星座もいつの日か、大抵の人間よりは激しく、そして劇的に死す。何故なら
彼らもまた初めがある物は終わりがなければならないという法則の下に生じ
たからである。6.9.1.723 1 2017生き続ける書物は偽善的自己を克服した人々によって、その真実の自己と深
く統合した境地から執筆されたものである。このような書物は、知力によっ
てのみ、あるいは偽善的自己によってのみ、執筆された書の一千倍も価値が
ある。多くの年に渡ってより多くの人々に、多くの利益を齎すであろう。従っ
て、修行者は、瞑想修行の基盤としてこのような著作を使用することが出来
る。その理論や考えは一つ一つ把握し、自己の心に取り入れて応用すべきで
ある。4.4.4.1924 1 2017もし彼が、如何なる時でも、「平和感」の訪れを心から直感した時、その場
所を離れず、全てを忘れ、それに没頭すべきである。15.24.2.3925 1 2017人はいくつかの異なる要因から成り立っている:両親から遺伝されたもの、
環境より影響を受けたもの、前世から受け継いで来たもの、彼が考え、感じ、行動するもの、他の人々に対する彼の反応等である。一人の人間は、
これらを総合したものから出来ている。6.8.3.2126 1 2017私だと思うこの意識の断片が、その根幹を成している人生の偉大なる秘密を
隠しているのである。6.8.1.11127 1 2017心にある高位の存在を発見するのは第一のステップに過ぎない。次は自己を
それに降伏させ、その手に全てを任せて、自己の思考、感情そして行為につ
いての指示を受容することである。これは初めてのステップより、さらに困
難であり、さらに多くの時間がかかる。まさに不断の実践により、学んでい
かなければならない技術なのである。3.2.5.20228 1 2017私たちは奇妙な人々に見える、何故なら見えない真実を探ろうと頭を悩ませ
ているからである。しかし、私たちを批判する人たちも、そもそも人生に何
らかの目的があるのではないかと立ち止まって考えることをしないで、人生
を続けようと思うことが奇妙ではないとは気が付かないのであろうか。2.1.1.17429 1 2017聖者が繰り返している訓示について私たちは、もう少し徹底して考え、私た
ちの関心をより高いものにする必要がある。4.4.4.9930 1 2017彼は自身の力である一定の境地に到達することは出来るが、それ以上に進む
ことは出来ない。この後は、忍耐強く、従順に待つ以外に方法はない。この
ように自身を屈服することにより、自身の謙虚さを示し、恩寵に預かれる資
格に一歩近づくのである。15.23.7.25431 1 2017
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